土砂災害警戒情報とは、大雨警報(土砂災害)発表中に、土砂災害発生の危険性が高まったとき、岡山県と岡山地方気象台が共同で市町村ごとに、発表する防災気象情報です。市町村長による避難指示等を発令する際の判断や早目の避難に役立てて下さい。
No. | 項目 | 詳細 |
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1 | 発表時期 | 大雨警報(土砂災害)発表中に、土砂災害発生の危険性が高まった時 |
2 | 発表目的 | 市町村長による避難指示等を発令する際の判断や 県民の自主避難等に役立ててもらうため |
3 | 発表単位 | 市町村単位 |
4 | 発表者 | 岡山県と岡山地方気象台 |
岡山県と岡山地方気象台は、土砂災害警戒情報発表の目安として「土砂災害警戒避難基準雨量」を設定し、共同で監視しています。2時間先までの予測降雨指標が、土砂災害警戒避難基準雨量を超過し、土砂災害発生の危険性が高まったとき、土砂災害警戒情報を発表します。
土砂災害警戒情報は、降雨から予測可能な土砂災害のうち、避難指示等の発令が必要な土石流や集中的に発生するがけ崩れを対象としています。しかし、土砂災害は、それぞれの渓流や斜面における植生・地質・風化の程度、地下水の状況等に大きく影響されるため、個別の災害発生箇所・時間・規模等を詳細に特定することはできません。また、技術的に予測が困難である斜面の深層崩壊、山体の崩壊、地すべり等は、土砂災害警戒情報の発表対象とはしていません。
岡山県と岡山地方気象台では、大雨などによる土砂災害発生の危険性があるときは、土砂災害警戒避難基準雨量を監視します。2時間先までの予測降雨指標が土砂災害警戒避難基準雨量を超過し、土砂災害発生の危険性が高まったとき、土砂災害警戒情報を発表します。本サイトで提供する土砂災害危険度は、県と気象台が監視している 土砂災害警戒避難基準雨量を避難の参考情報としてお知らせするものです。
危険度レベル | 判定ルール | 備考 |
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命の危険 ![]() |
実況の雨量が特別警報基準線に達したとき |
大雨特別警報の目安 |
土砂災害に厳重警戒 ![]() |
実況または2時間先までの雨量が土砂災害発生危険基準線に達したとき |
土砂災害警戒情報の目安 |
土砂災害に警戒 ![]() |
実況または2時間先までの雨量が一定の水準に達したとき | 大雨警報の目安 |
土砂災害に注意 ![]() |
実況または2時間先までの雨量が一定の水準に達したとき |
大雨注意報の目安 |
土砂災害危険度画面例
土砂災害警戒情報が発表されていなくても、土砂災害が発生する場合があります。気象情報、降雨状況、渓流や斜面の状況には常に注意を払い、普段とは異なる状況(一般に「土砂災害の前兆現象」と言います)に気がついた場合には、直ちに周りの人と安全な場所に避難するなど、早めの避難を心がけるとともに、役場等に連絡して下さい。 日頃から市町村が配布するハザードマップを参考に、危険箇所や避難場所、避難経路を確認しておくことが重要です。